症状固定とは?交通事故加害者の保険会社から突然言い渡されることも

後遺障害認定を開始するタイミングに、症状固定というものがあります。症状固定は、交通事故で負傷した箇所が、治療やリハビリテーションを重ねても、これ以上は改善することはないといった状態のことをいいます。

負傷した箇所の治療開始から症状固定までの期間に対しては、加害者側の保険会社より治療費の支給や休業損害の補償がありますが、症状固定となった途端に支給や補償が一旦打ち切りとなります。

そのため、症状固定以降は後遺障害認定後の、後遺障害慰謝料や逸失利益に対する損害賠償を請求することになります。

症状固定の時期の決め方

症状固定の時期の決め方は、怪我やその後の回復具合にもよりますが、おおまかな目安として、交通事故で負傷してから6ヶ月あたりが症状固定の時期となっているようです。

とはいえ、あくまでも目安のひとつに過ぎませんので、8ヶ月となるケースもあれば、1年以上経過してから症状固定となるケースもあります。

症状固定は医師の診断と被害者の判断で決まる

症状固定を決めるのは、担当医師からの診断と被害者の判断です。保険会社などの第三者からの要請で決まることはありませんので、決して惑わされることなく治療に専念しましょう。

保険会社が症状固定を勧める理由とは?

保険会社が症状固定を勧める理由には、大まかに分けて2つあります。

支給や補償を打ち切りたい

被害者の治療期間が長くなればなるほど、保険会社が支払う治療費や休業補償の金額が増えていくことになります。症状固定となることで、支給や補償を打ち切りにすることができるため、保険会社の利益を増やすことにつながります。

示談交渉の早期解決

症状固定が決まった後には、後期障害認定の手続きとなります。仮に事前認定の形で保険会社に手続きが進められ、後期障害の等級が決定されますと、その等級に基づいて保険会社が慰謝料や損害賠償金を算定することで、示談の解決へと近づくためです。

後遺障害認定ナビゲーション編集者